〈受容〉
受容とは、相手の言葉や感情などを、様々な価値観で評価や批判をしたりせず、そのままを受け入れること。
これは、実は実践するのが意外と難しいことかもしれません。人間は、自分の見たいものしか見ていないという脳の特性があるからです。
人間は普段、見たり、聞いたりすることを自分の価値観などによりフィルターをかけて受け止めています。
○○さんという人のことを、「好き」な人も「嫌い」という人も「何とも思わない」という人もいます。
○○さんは同じにも関わらず、その人をどう思うかは見る人の価値観などの判断によるのです。
普段の生活の中で、受容を意識していると、意外と難しいことに気づくかもしれません。
〈傾聴〉
傾聴とは、耳を傾けて、熱心に聞くこと。「聞く」と「聴く」には、質の違いがあります。
右から左のように聞かれるのと、自分のことを真剣に聴かれるというのは、大きな違いではないでしょうか。
〈共感〉
共感とは、他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。
「共感」と「同情」には、そのまま共に感じる「共感」と、感じた上に自分の感情などを足し引きする「同情」という違いがあります。